AI

AI

AIとは、Artificial Intelligenceの略で、巷では人工知能と呼ばれています。

コンピュータに学習させる際、細かな情報から大きな情報までをまとめた膨大なデータというのが必要です。

いままでは大きなデータを蓄積できなかったり、処理が出来なかったり、データが足りなかったりといった問題がいくつかあったのですが、コンピュータ技術の発展によりその壁が破られてきました。また、人一人がコンピュータを複数台持つようになったため、データを多く集計することも可能になってきました。

当研究室では、AIを用いて以下のような研究を行っています。

『AIによる似顔絵生成』

100枚近くの似顔絵をコンピュータに読み込ませ、「こうしたら似顔絵になるよ！」というのを覚えさせます。Encorderと呼ばれる部分で顔の特徴を取得し、Translationと呼ばれる部分では似顔絵の変換が行われ、Decoderの部分で復元し出力画像として出力する、という仕組みになっています。

またこのシステムは、顔は出したくないけども似顔絵ならSNSのアイコンにしたいという人向けに開発されています。写真を撮り、自動で似顔絵を生成してくれるので、操作は入力画像をコンピュータに渡すだけというお手軽さ。

オープンキャンパスや研究室公開では、よく開催しているのでプロフィールに使いたい方はぜひ参加して、画像を持ち帰ってください。

『AIによる文章分析』

若者なら誰もがスマートフォンを持ち、インフルエンサーになれる機会がある時代。SNSの発展とともに、人はくだらないことから個人情報まで、常に情報を発信するようになりました。

当研究室では、そういった無数の情報があるSNSから有用な情報だけを抜き出して、分析を行っています。主に行っているのが、『においの表現について』や『新商品のつぶやきから見る売れ筋の傾向』といったものです。

『においの表現について』
SNSでの発言内容からにおいを発する単語(主語)とそのにおいに対しての言葉の表現や評価(述語や修飾語)を抜き出し、このにおいはどう表現されるのかについての研究を行っています。これをすることによって、においから想像される色や言葉を見つけることができます。

『新商品のつぶやきから見る売れ筋の傾向』
コンビニがスーパーが出す新商品についての発言内容を発売１日目から１週間後ほどまで抜き出します。また発言数をグラフ化します。そうすることで、いつ、どの時点で売れ始めたのかや人々がどのような評価をしているのかを分析することができます。
この技術を応用して、どうしたらバズる(大多数に拡散されること)のかといったことも見えてくるので、プロモーションを行う際や企業のマーケティングに活用することができることが見込めます。

まとめ

このような無数のデータから有益な情報を作り出したり、抜き出したりして、様々なことに活用・分析しているのが当研究室でのAIの活動になります。